エリザベス女王杯

一言で言えば、展開のアヤ以外の何物でもありません。

ただ展開がああなったから、という単純なものでもないような気がします。いろいろな要素が絡み合った結果、ああなってしまったのではないかと。


まず、勝ったクィーンスプマンテテイエムプリキュアが行くだろうということは予想通り。そこまではまあわかるのだが、大逃げ打つだろうというのもわかったのだが、あまりにも行かせすぎてしまった。ブエナビスタの末脚を恐れてというのはわかるのだが、あまりにもペース配分が悪すぎた。気がついたときには2頭ははるか前方に。これで勝負ありでしたね。


ただ、2頭もいればどちらかはこけるのではとも思われただけに2頭とも残ってしまったことが大誤算だったか。正直、こんなケースってほとんどありませんし。


私個人的な予想としては、プリキュアは前例もあったので多少なり警戒はしていたが、最終的に同型馬がいるのでということで切ったのは残念。もっとも、クィーンスプマンテのほうは完全に軽視してましたね。大逃げ勝利があるとはいえ条件的に参考にならないだろうと思ったので。この点でこの馬の力量を見誤っていたのが最大のミスか。


3着以下ですが・・・。
ブエナビスタはこれまでと比べても仕掛けが早かった。それでいて上がりが32秒9というとんでもない末脚(まあ、京都だから出せるタイムというのはあるにせよ)で追い込むあたりはさすが。シャラナヤは最後、末脚勝負となったのがブエナビスタとの差が開いてしまったか。これがもし阪神とかだったら負かせたとまでは言わなくても、差は縮まっていたかもしれない。メイショウベルーガも最後の末脚勝負となったのが良いほうに出たといえましょう。直線の長いコースなら重賞でも勝ち負けになりそうですね。