有馬記念

まさかあんなドスローな展開になるとは誰が想像したでありましょう。中山芝2500mで上がりが33秒台前半って・・・考えられない!
終わってみれば、本当に瞬発力だけのレース。あれならマイラーでも勝てるって言ってた人もいるけど、その通りだと思う。今シーズンで一番「なんだかなあ」なレースでした。

今年のG1で、たとえ100回予想してもこんな結果はまず予想できなかったといえるのは、フェブラリーSにおけるフリオーソの追い込みと、今回の有馬の超スロー&瞬発力だけのレースですね。


オルフェーヴルはさすがに3冠馬としてのプライドを見せつけたとは思います。2〜4着は4歳勢が名を連ねましたが、どちらかというと伏兵馬ばかり。これもやはり展開が向いたからではないでしょうか。
ブエナビスタは残念な結果となりましたが、今の力でねじ伏せるようなスタイルとなったあの馬にとって、ドスローの競馬はもはや合わなかったのかもしれません。

今の競馬は、展開ひとつで台頭する馬がガラッと変わってくる。改めてそれを証明した格好となりましたね。

「面白い恋人」問題

とりあえず、ネタで一度買っておいたらよかったなあ(笑)。


・・・それはさておき。
本家「白い恋人」に訴えられてしまった「面白い恋人」。
何でも「間違えて買ってしまった人がいた」ということだが・・・そんなやつおらんやろ〜〜〜(と私は思う)。
そもそも、近くで互いに売られているのであれば問題だとは思うけど、それぞれ北海道と大阪限定なわけで、同じ場所で販売されているのではないわけですからね。明らかに「白い恋人」とは別物として扱っているのは明白なんですけどねえ。
「面白い」側からすればあくまで「言葉遊び」のつもりで出したのでしょうが、それが本家にはどうも伝わらなかったらしい。


このあたり、やはり関西ジョークの限界を思い知らされた気がします。
東京だと、質は違えど演芸が栄えておりお笑いに対する理解もかなりありそうですが、そこから先、北海道や東北あたりの北日本とお笑いって確かに接点がなさそうな気がします。ましてやアクの強い関西お笑いだとあちらの人たちにはドン引きされてしまう可能性も無きにしも非ず。

・・・果たして「面白い」側がそこまで考えていただろうか?

ジャパンカップ

ブエナビスタの根性と執念に頭が下がりました。最後の直線はまさに馬自身の執念であそこまで持っていったのではないでしょうか。
一昨年のウオッカとオーバーラップするのは私だけでしょうか?
調教でもズブさが見られるなど、昔ほど切れなくなったけどその分、根性とスタミナで持ってくる。ありゃ男馬の勝ち方だよ(笑)。
トーセンジョーダンは前走の勝利がフロックでないことを証明しましたね。中山も良績があるので、当然有馬記念でも注目が必要でしょう。
一方、期待に応えられなかった凱旋門賞デインドリーム。今回は残念な結果でしたがこれで終わってしまう馬ではないと思いたいです。
それ以上に失望させたのは「最強世代」といわれた4歳世代。休み明けぶっつけのヴィクトワールピサは仕方がないにしても、他の馬たちは何をやっていたのでしょうか。結局、成長力がなかったのかな?


有馬は3冠馬vs最強の女王対決の様相が強くなってきましたね。

天皇賞・秋

現地で見ておりました。そして当然のようにあの脅威的過ぎるレコード決着・・・馬券の当たり外れを通り越して唖然ものでしたね。


で、やはりあのレースが果たしてどんなものだったのか、また、そこから学び取れるものがあるのかというのを見ていきたいですね。


あのハイラップですが・・・これはあくまで自分の憶測の域を出ませんが、シルポートにとっては「いつものペース」ではなかったかと思います。
ただ、今回はマイルじゃないんだよ〜。
おそらく「馬の思うままに行かせた」ことが馬のほうは「あ、自分のいつものペースで行っていいのね」と思ってしまったのでしょう。それが結果的に、マイル戦並みのラップを刻んでしまった。
マイラーの逃げ馬の参戦は、このようなケースがあるということを覚えておかないといけませんね。
結果的に、マイルの速い流れ+あと2ハロン延長という格好となったのでしょう。明らかに「距離短いでしょ」という馬には厳しすぎる流れとなってしまいましたね。

私が思うに、今回上位に入った馬たちはおそらくマイル戦においてもかなり適性があると思われます。
マイルCSに出てきたらぜひ狙ってみたい・・・けど、出ないだろうな。

凱旋門賞と日本の競馬。

日本勢は惨敗。もっとも今回は結果そのものも驚きでしたが。

さて、やっぱりこうなると私は言わずにいられなくなるんですね〜。


「もう、凱旋門賞“だけ”を特別扱いするのはいい加減やめろ!!!」


まず、日本人の意識を変えない限り、凱旋門賞を勝つことはありえません。
日本人は、全世界の競馬の頂点に凱旋門賞があると思い込んでいるが、そんな考え方ではいつまでたっても勝てませんよ。
少なくとも私はそうは思いません。
再三言ってますがあれは「欧州馬の欧州馬による欧州馬のためのレース」です。他の地域の馬の出る幕はないよ。

欧州には欧州のやり方がある。それこそ1シーズンかけて各国を回ってレースするとかしないと到底無理。日本の考え方で参戦したって通用しないと思うよ。
アメリカや香港やドバイなら「挑戦」は合うと思うけど、欧州競馬はなんか違うんだよね〜、雰囲気からして。排他的というか、そういうものを感じるのであります。


それにしても「凱旋門賞」ばかりを崇めるかのような風潮には正直、なんだかなあと思うのは私だけだろうか?
日本が自国を盛り上げようという雰囲気がまるでない。それでいいのか、日本競馬よ!!
外国の強豪馬よ、日本に来い!という雰囲気をぜひとも見せてほしいところであります。
その点では香港を見習うべきでしょう。

日本人よ、海外に拠点を持て!

昨日のセントジェームズパレスSは、フランケルの完勝。グランプリボスは見せ場なく惨敗に終わりました。
負けるにしても、予想以上の大敗だったのは残念でした。これが欧州の壁なんだと思います。


私は常々思うのですが、なぜ日本人は向こうに拠点を置こうとしないのか。日本人の騎手、調教師が日本ではなくてなぜ海外に「移籍」して、現地で活動しようとしないのか。
他のスポーツでは皆、海外を拠点にして活動しているのになぜ競馬はそうしようとしないのか。
最大の理由は「お金」なんでしょう。
JRAの賞金は下級条件でも諸外国と比べて高いらしいですからね。だから外国に移籍したくないのでしょう。

しかしながら、それではいつまで経っても海外で活躍するのは無理だと思います。特にヨーロッパのようなところでは、本気で腰を据えて活動しない限り「よそ者」扱いされてしまうのがオチです。

馬にとっては環境の変化は大敵。だったら最初から海外調教させているほうが活躍できるというもの。だからこそ、まずは人から、ではないでしょうか。たとえ拠点は海外でも、調教師や騎手が日本人だったら応援のしがいもあるというものだが、どうだろうか。

グリーンチャンネルリニューアル

http://www.jra.go.jp/news/201105/052804.html

2チャンネルで「レース」と「パドック」を分けることになるらしいが、これには理由がいくつかありそうだ。
1つは、人件費削減か。
パドックは土日でキャスター2名。これだけで出演者が少なくなりますね。

もうひとつは、BSチャンネル(BS11ではない)への対応策か。BSチャンネルでは今のところ、2チャンネル体制という話がないので、やはり1チャンネルでやることになるのであろう。そうなると今のままでは都合が悪くなるので、何とか3場分のレース中継だけでもまとめてしまおうという考えでしょうか。
で、パドックや返し馬をじっくり見たいのであれば、スカパーかケーブルテレビに入りなさいということなのでしょうか。